援助方針及び援助目標
援助方針
児童福祉法の基本理念に基づき、入所利用者に対し、人としての尊厳にふさわしい支援を行うと共に、家庭的な温かさの中で、楽しい生活ができるように努めます。
援助目標
利用者の置かれている環境及び日常生活全般の状況を考慮し、利用者及びその家族が希望する生活や課題を明らかにし、それぞれの目標に対し適切な支援を行います。
基本的生活習慣の獲得のための生活支援や、地域生活へ向けての自活訓練等を通じて、利用者ひとりひとりを理解し、より良い人間関係が築けるように努めます。
処遇の中で大切にしていきたい項目

 ◇家庭的な雰囲気づくりに努める
 ◇ひとりひとりを大切にし、安心して生活できるようにする
 ◇安心して生活できる環境の中で、自信と信頼感を養う
 ◇集団生活のメリットを生かしルールや人間関係の大切さを知ってもらう
 ◇学校教育との連係を密にし、指導の充実をはかる
 ◇生活の充実の一環として音楽指導やソフトボール等の活動をしていく
 ◇大都市中心部の立地条件を活用し、各種交通機関・公共施設などの社会資源
  を利用することにより、社会生活への適応能力を養う
 ◇趣味や得意な領域を活かしていけるような集団作りをする
 ◇自主自律の気持ちを育み、自活支援等、地域生活を視野に入れた指導を行う
 ◇ショートステイ利用者に対してのサービスの向上・在宅支援の機能の強化を図る
 ◇グループホームバックアップ施設としての機能の充実 等

クラス編成と学年構成


小学部 1年~6年 8名
中学部 1年~3年 5名
高等部 1年~3年 7名

ちびっく・びびっく活動の紹介 ~楽しくいろいろな事を学ぼう~
ちびっく・びびっく活動の紹介 ~楽しくいろいろな事を学ぼう~

施設生活の中では、家庭生活と違い集団生活がゆえに、経験することが困難な事が多くあります。
たとえば、
自分たちで意識をして時間を守ること
普段使っている文具・日用品などがなくなった際には、自分たちで購入すること
常に食卓には出来上がった食事が並んでいることなど・・・これらは施設の中では、職員が管理をしています。
そのために、子供たちが自分で考えて行動し、そこで失敗する事もあるという貴重な経験ができなくなります。

今までの施設の役割は、子供を保護し養育する事に重きがありましたが、これからは社会に出て生活する力を養うことが必要になってきます。
 
これに必要な体験を少しでも多く重ね、子供たちに経験してもらうために、年齢や本人のできること、できないことを考慮した上で、2つのグループに分けて、ちびっく・びびっくとして月1~2回の活動を行っています。
調理実習や園外学習などを行い、子供たちの経験を増やし、成長につなげたいと考えています。